そもそも男がブライダルチェックなんてやる必要あるの?
こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は先日ブライダルチェックとして静液検査を経験してきました。
実際の経験をもとに、男性のブライダルチェックがどんな流れで行われるのかを解説します。
もくじ
ブライダルチェック男性のやり方【2パターン】
まず、ブライダルチェックを男性がやるには方法が2つあります。
- 自分で検査
- 病院で検査
という2つです。
ざっくり比較をすると以下のとおりです。
検査のやり方 | メリット | デメリット |
自分で検査 |
|
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病院で検査 |
|
|
言わずもがなですが、きちんとした結果を知りたいなら、病院でブライダルチェックを受けたほうが無難です。
ブライダルチェックを男性が受ける時の流れ【体験談】
続いて、ブライダルチェックを男性が病院で受ける際の流れについて、僕の体験談をベースに説明していきます。
「ブライダルチェックを男性が病院で受ける時の流れ」は以下のとおり。
- ①産婦人科で相談
- ②自宅で静液を採取
- ③病院の総合受付に行く
- ④指定の受付に行く
- ⑤待つ
- ⑥問診
- ⑦精算
- ⑧結果報告
僕の場合は、①〜⑧まで2週間くらいかかりましたが、最短で2〜3日くらいあれば完了します。
①産婦人科で相談
まず、やることは「産婦人科で相談」です。
初体験なので不安かもしれないですが、
「ブライダルチェック(精液検査)をしたいんですけど、、、」
と相談したらOKです。
この日は、精液採取用のキット、説明書、大学病院への紹介状をもらって終了です。
男性のブライダルチェックができるのは、産婦人科と泌尿器科
ちなみに、男性のブライダルチェックができるのは、
- 産婦人科
- 泌尿器科
の2つです。
なので、産婦人科でなく泌尿器科に相談に行ってもOKです。
※ただし、病院によっては対応してくれないところもあるので注意しましょう。
時間とお金を節約したいなら、ネット検索
時間とお金を節約したいならネット検索をして、男性のブライダルチェックをやってくれる病院を探しましょう。
なぜなら、僕みたいに男性のブライダルチェックをやっていない病院に行ってしまうと、時間とお金が余計にかかってしまうから。
- 時間:
- 病院へ行く回数が増える。
- お金:
- 病院へ行く回数が増えると、診察代も増える。
- 大きい病院への紹介状代が発生する。
という感じで。
なので、時間とお金を節約したいなら、男性のブライダルチェックをやってくれる病院をあらかじめネットで探しておきましょう。
検索方法は、「ブライダルチェック 男性 地名」でOKです。
②自宅で静液を採取
次にやることは、自宅で静液を採取です。
採取する日は、検査の当日です。
こんな感じの精液採取用のキットに入れます。
入れた後、蓋と容器にラベルを貼ります。
ラベルには、以下の内容を書きます。
- 採取した日時
- 夫氏名
- 夫生年月日
- 妻氏名
- 妻生年月日
これで、静液の採取は完了です。
③病院の総合受付に行く
採取したら、病院に行きます。
持ち物は以下のとおり。
- 採取した精液
- 紹介状
- 保険証
- 診察券(あれば)
病院に行ったら、まずは総合受付です。
他の用事で病院に行くのと同じですね。
総合受付で、紹介状、保険証を提示すると、指定の受付に行くように案内されます。
④指定の受付に行く
総合受付で案内された指定の受付に行きます。
僕の場合は、「産婦人科・高度生殖医療センター」という場所の受付でした。
※病院によって名称は微妙に変わるかも。
受付でやったことは以下のとおり。
- 問診票の記入
- 体重の測定
- 血圧の測定
- 静液の提出
ここまで完了したら、お医者さんに呼ばれるまで待機です。
⑤待つ
おとなしく呼ばれるまで待ちましょう。
僕の場合は、1時間待ちました、、、😓
⑥問診
名前が呼ばれたらお医者さんとの問診です。
話した内容はこんな感じ。
医者
- 体調で気になるところとかは特別ないですよね。
- 検査結果は産婦人科でお知らせします。
- 早ければ明日、遅ければ1週間程度で結果がわかりますよ。
ということで問診自体は、所要時間2分で終了でした。
⑦精算
問診が終わったら、精算です。
精算したら、検査の日にやることは終了です。
ちなみに、病院に着いてから出るまでにかかった時間は、約1.5時間でした。
大半の時間は待ち時間でしたが、、、
男性のブライダルチェックっていくらかかるの?
こんな疑問を持つ方は以下の記事を参考にしてみてください。
-
【体験談】男性のブライダルチェックにかかる費用は7,458円
⑧結果報告
ブライダルチェック最後のステップは、「産婦人科へ結果を聞きに行くこと」です。
「自分の静液の状態」が記された紙がもらえます。
その紙を見て、お医者さんが診断してくれます。
ブライダルチェックを男性が受けるときに注意すべき3つのこと
ここからは、ブライダルチェックを男性が受けるときに注意すべき3つのことを解説します。
注意すべきことは以下の3つです。
- 禁欲する
- すぐに提出
- 冷やさない
禁欲する
まず、禁欲することです。
理由は、ブライダルチェックで適正な結果を得るため。
「どれくらい禁欲すればいいの?」というと、2〜7日くらいとのこと。
禁欲しすぎはNG
とはいえ、禁欲のしすぎはNGです。
禁欲をしすぎると、精子の質が悪くなります。
あと、7〜8日以上禁欲を続けても精子の濃度は変わらないという研究結果も出ているそうです。
なので、2〜7日くらいを目処で禁欲するのがよさそうですね。
すぐに提出
ブライダルチェックの際に注意すべきこと2つ目は、「すぐに提出すること」です。
時間を置いてしまうと、精子を正しく検査できなくなってしまうので。
具体的には、3時間以内に病院へ提出しましょう。
ただし、1時間以内に提出してくださいという病院もあったりするので、最終的には受診する病院の指示に従いましょう。
冷やさない
ブライダルチェックの際に注意すべきこと3つ目は、「精子を冷やさないこと」です。
精子を冷やしてしまうと、ダメになってしまいます、、、
なので、精子は冷やさないように気をつけましょう。
特に、冬は採取した容器をタオルで包むなど対策が必要です。
病院へ持っていくまでに冷やしてしまわないように気をつけましょう。
最後に:ブライダルチェックは男性もやるべき
こんなことを思う男性もいるかもしれません。
ですが、結論を言うと、ブライダルチェックは男性もやるべきです。
その理由は2つあります。
- 不妊の原因は男性にもあるから。
- ブライダルチェックで不安が消えるから。
不妊の原因は男性にもあるから
当たり前ですが、不妊の原因は女性だけではありません。
男性にも不妊の原因があります。
WHOが7,237組のカップルに行った調査によると、「不妊の原因が男性」というケースはなんと、48%もあります。
WHOの調査結果をもとにまとめた円グラフが次です。
※円グラフは僕が作成をしています。
参照:Epidemiology of Infertility and Recurrent Pregnancy Loss in Society with Fewer Children
ということで、不妊の原因は僕たち、男性にあるかもしれません。
ブライダルチェックで不安が消えるから
男性もブライダルチェックをすれば、漠然とした不安が消えます。
逆を言えば、ブライダルチェックをしない限り、「もしかすると自分が原因で赤ちゃんができないのかも、、、」と漠然とした不安をもち続けないといけません。
実際、僕はこういうことを考えがちでした、、、
ブライダルチェックをすれば、きちんとした結果が数字で現れます。
悪い結果だったらどうするの?
もちろん悪い結果になる可能性もあります。
ですが、結果を知らないまま漠然とした不安を抱えるより健全です。
というのも、もし悪い結果だったのであれば、不妊治療という第2のステップに進むことができるからです。
なので、まず必要なことは結果を知ることです。
結果を知るためにも男性もブライダルチェックを受けてみましょう。
今回は以上です。
ではでは!
※ブライダルチェックですべての不妊の原因が解明するわけではないので、その点はご了承ください。
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